自分の仕事

心に響いた一節を紹介します。
どんな仕事でも、それが世の中の必要になればこそ成り立つので、世の中の人びとが求めているのでなければ、その仕事は成り立つものではない。(中略)
だから、自分の仕事は、自分がやっている自分の仕事だと思うのはとんでもないことで、本当は世の中にやらせてもらっている世の中の仕事なのである。ここに仕事の意義がある。(中略)
自分の仕事は世の中の仕事であるということを忘れたら、それはとらわれた野心となり小さな自己満足となる。
仕事が伸びるか伸びないかは、世の中がきめてくれる。世の中の求めのままに、自然に自分の仕事を伸ばしてゆけばよい。
大切なことは、世の中にやらせてもらっているこの仕事を、誠実に謙虚に、そして熱心にやることである。世の中の求めに、精いっぱいこたえることである。おたがいに、自分の仕事の意義を忘れたくないものである。
道をひらく 松下幸之助
仕事というものは、世の中にやらせてもらっているもの。そこに意義を見出している。この言葉。誠実に謙虚に熱心に。
自分はどうであろうか?とらわれた小さな自己満足になってはいないか?自分の仕事をもう一度考えてみよう。そんなきっかけを与えてくれた。

この「言葉」から

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