失敗か成功か

心に響いた一節を紹介します。
百の事を行って、一つだけが成ったとしたら、これは果たして失敗か成功か。(中略)
たとえ一つであっても、事が成っているのである。つまり成功しているのである。一つでも成功したかぎりは、他の九十九にも成功の可能性があるということではないか。
そう考えれば、勇気がわく。希望が生まれる。そして、事の成った一つをなおざりにしないで、それを貴重な足がかりとして、自信を持って再び九十九に挑むことができる。
こうなれば、もはやすべてに成功したも同然。必ずやその思いは達成されるであろう。
どちらに目を向けるか。一つに希望をもつか、九十九に失望するか。失敗か成功かのわかれめがこんなところにもある。繁栄への一つの道しるべでもあろう。
道をひらく 松下幸之助
前回に引き続き、「失敗」への考察である。100に1つの成功が、希望と勇気の原動力になる。さまざまな場面で活かせる教訓である。人との関係、仕事との関係、社会との関係、それぞれの関係の中で1つの成功を想い、よりよい方向を考える。このような考えがあり、松下翁は大成したのであろう。自分への声がけとして、1つの成功を喜ぶようにしよう。