長所と短所

心に響いた一節を紹介します
この世の中は持ちつ持たれつ、人と人との協同生活によって、仕事が成り立っている。暮らしが成り立っている。
この共同生活を円滑に進めるためには、いろいろの心くばりが必要だけれども、なかでも大事なことは、おたがいにまわりの人と長所と欠点とを、素直な心でよく理解しておくということである。そしてその長所を、できるかぎり発揮させてあげるように、またその短所をできるかぎり補ってあげるように、暖かい心で最善の心くばりをするということである。
(中略)
長所と短所と―それは人間のいわば一つの宿命である。その宿命を繁栄に結びつけるのも、つまりはおたがいの心くばり一つにかかっているのではなかろうか。
道をひらく
松下幸之助

「明るいとうるさい」、「暗いと思慮深い」、見方によって同じふるまいも違って見える。周りの人の心配りや理解で、繁栄に結び付けることができるという考え方。自身を振り返ると同時に、周りへよい影響を与えることが大切と思った。できるかな?やってみよう。

この「言葉」から

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