“適度なストレス”は人生を充実させる
心に響いた一節を紹介します。
目標を設定するとは、たゆまぬ努力をすることだ。誰もが、永続的で終わりのない改善を目指さねばならない。
たとえば、一時的な不快感からくる不満が募った結果、思わぬ力を発揮することがある。こういう苦痛は、瞬時に前向きな行動に転換できるので、人生に不可欠なものだ。ストレスには「よいストレス」と「悪いストレス」があるが、これはよいストレスにあたる。よいストレスは、絶えず前向きな勢いを生み出し、自分と周囲の人の「人生の質」を高めていく原動力になる。
人間はストレスを避けようとするものだが、緊張感や適度なストレスがないと、人生は退屈で、パッとしない経験の連続になり、誰もが不満を漏らすようになる。(中略)
ストレスは「うまくコントロール」することで、「最高の人生」を生きるツールとして活用できる。
また、ストレスを活用する簡単な方法は、「自分の一番夢の実現のためには、どんな犠牲もいとわない」と尊敬する人の前で宣言することだ。そうすれば焦りを感じたり、難題に直面した時も、本筋から外れることはない。
うんざりしたり、不安になったりした時、何をやってもうまくいかない時は、宣言したことを思い出せば、もっと頑張ろうという気になるし、友だちが支えになってくれるだろう。
アンソニー・ロビンズの運命を動かす アンソニー・ロビンズ
ストレスのない世界は果たして幸福かと考えさせられた。刺激も摩擦もない環境は一見快適だが、挑戦も成長も生まれず、やがて空虚さが支配するであろう。人は困難に直面したときこそ、自らの力を引き出し、意味を見いだす存在である。「よいストレス」は不快感を超えて行動を促し、目標へ向かう推進力となる。避けるべきは「ストレス」そのものではなく、「制御できない状態」である。自らを緊張に置く行為は、覚悟を可視化し、迷いを減らす効果を持つ。「ストレス」とは敵ではなく、人生を躍動させるための装置であり、使い方次第で刺激ある世界を創る鍵なのである。

