根気よく

心に響いた一節を紹介します。
どんなによいことでも、一挙に事がなるということはまずあり得ない。また一挙に事を決するということを行えば、必ずどこかにムリを生じてくる。すべて事は、一歩一歩成就するということが望ましいのである。
だから、それがよいことであればあるほど、そしてそれが正しいと思えば思うほど、まず何よりも辛抱強く、根気強く事をつづけてゆく心がまえが必要であろう。
「徳、孤ならず」ということばがあるけれども、これは正しいことはいつかは必ず人びとに理解してもらえるという意味にも通じる。(中略)みずからの正誤を世に問うためにも、まずは辛抱強く、根気よく事をすすめてゆくという謙虚な姿が欲しいのである。(後略)
道をひらく 松下幸之助

根気強くつづけてゆくこと。たいしたことでなければないほど、簡単なように見えて実は難しい。世にあふれる、「○分でできる○○」、「これだけ、簡単○○」や、TVで見る「え?カンタン。○○にいい○○」簡単なことは数あれど、続けることが実に難しいことか。
「徳、孤ならず」信じよう。続けよう。また一つ勇気をもらった。

 

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