心を定めて
心に響いた一節を紹介します
災難や苦難は、ないに越したことはない。あわずにすめば、まことに結構。何もなくて順調で、それで万事が好都合にゆけばよいのだが、そうばかりもゆかないのが、この世の中であり、人の歩みである。思わぬ時に思わぬことが起こってくる。
だから、苦難がくればそれもよし、順調ならばそれもよし、そんな思い安易に流れず、凡に堕さず、いずれのときにも心を定め、思いにあふれて、人一倍の知恵をしぼり、人一倍の働きをつみ重ねてゆきたいものである。
道をひらく 松下幸之助
このたびは、台風、大雨の被害にあわれた方々に謹んで哀悼の意を表します。
心を定め、この苦難も乗り越えていただき、振り返れば、それもまたよしとなるような日が一日も早く訪れますこと、心よりお祈り申し上げます。