「今のあなた」に必要な“新しい経験”とは何か

心に響いた一節を紹介します。
それでは、あなたの人生を形成してきた最も強力な経験・出来事の棚卸をしてみよう。自分が今のような人間になるのに強い影響を与えたと思われる経験を五つ選んで、紙に書く。また、その経験からどのような影響を受けたかも書き添える。
悪い影響を受けたと思われるものについては、何が何でも、もう一つ違った解釈を書き添えること。そのためにはこれまで考えもしなかった「新たな視点」が必要になるはずだ。
アンソニー・ロビンズの自分を磨く アンソニー・ロビンズ
自分への影響は必ずしも「いい」影響ばかりではない、誰でも「悪い」影響をを及ぼした経験を持っているであろう。書き出すことで、頭の中で自動的に順位付けとその経験が顕在化する。悪い影響を今後も引きずらないために、違った解釈を考える。これはまさしく「リフレーミング」の訓練であり、それができれば、つらく悲しい出来事も和らぎ、悪い影響も遠ざけることができるだろう。とあるラジオ番組のフレーズに「起きてしまったことを嘆いているよりも、これからできることを皆で考えましょう」というのが耳に残っているが、できることを考える上でも、出来事の視点を多角的に見ることは、大切なことである。