縁あって

心に響いた一節を紹介します。
(前文略)
人と人とのつながりというものは、とかく人間の個人的な意志でできたと思いやすいもので、だからまたこのつながりは、自分ひとりの考えで、いつでも断てるかのように無造作に考えやすい。
だがほんとうはそうではない。人と人とのつながりには、実は人間のいわゆる個人的な意志や希望を越えた、一つの深い縁の力が働いているのである。男女の縁もまた同じ。
そうとすれば、おたがいにこの世における人と人とのつながりを、もう少し大事にしてみたい。もうすこしありがたく考えたい。不平や不満で心を暗くする前に、縁のあったことを謙虚に喜びあい、その喜びの心で、誠意と熱意をもって、おたがいのつながりをさらに強めてゆきたい。
そこから、暗黒をも光明に変えるぐらいの、力強い働きがうまれてくるであろう。
道をひらく 松下幸之助
コンサルティングの仕事をしていると、本当に縁の大切さが身に染みます。この一節のように、何かわからない力が働いているのではないかと感じることも多くの場面で経験しました。これからも「一期一会」と「感謝」の気持ちを大切にして、価値ある成果をお届けしてまいります。