“心の畑“にまいて大切に育てたい「感情の種」④興奮と情熱—あらゆる輝きをもたらす“爆発的な力”

心に響いた一節を紹介します。
興奮と情熱は、あらゆるものを輝かせる。情熱はどんな苦境も、素晴らしいチャンスに変えてくれる。情熱は、人生をびっくりするようなスピードで前へとを推し進めてくれる爆発的な力である。十九世紀の英国の政治家ベンジャミン・ディズレーリの言葉を借りるなら、「人間が真に偉大なのは、情熱に突き動かされて行動する時だけ」なのだ。
では、どうすれば情熱的にいられるのか。それには、自分の生理機能を活用すればいい。話すスピードを速くする。イメージを素早く思い描く。行きたいと思う方向に体を動かす。(中略)
居眠りしたり、息が浅かったり、間延びをした話し方をしていたりでは、情熱が体の中に満ちてくることはない。
アンソニー・ロビンズの運命を動かす アンソニー・ロビンズ

「情熱」という内なるエネルギーは、人生を大きく動かす原動力である。その「情熱」は、困難を乗り越えるための「精神論」にとどまらず、実際に「体の使い方」や「話し方」といった生理的行動と深く結びついているのだ。つまり、「情熱」は、感情の結果ではなく、行動することによって生み出されるものである。自ら体を動かすことで、心も自然に活性化し、前向きなエネルギーが湧いてくる。情熱とは待つものではなく、意識して作り出す力であるのだ。