「質問の質」が「人生の質」を決める

心に響いた一節を紹介します。
考えてみれば、私たちは日がな一日、自分に質問をし、それに答えているようなものだ。したがって、生活の質を向上させたければ、日々の習慣について自分に問いかけることだ。質問することで焦点が定まり、自分の考えや感情が明確になる。
つまり、質問の質が人間の質を決めるのだ。このことは、ぜひ肝に銘じておいてほしい。ビジネスであれ、人間関係であれ、有益な答えを引き出せるような「適切な質問」ができるかどうかが重要な鍵なのだ。
たとえば、自動車があまり普及していなかった時代、多くの自動車メーカーの最大の関心事は車の性能の向上であった。
しかし、ヘンリー・フォードだけは、「どうすれば自動車を大量生産できるか」と考えた。この質問がフォードの飛躍を決定づけたのだ。
私はどんな分野においても「質問」こそが人類をここまで進歩させたと確信している。
アンソニー・ロビンズの運命を動かす アンソニー・ロビンズ
「質問力」の大切さは、この単語で多くの本が出ていることからも窺える。質問の「質」を高めることで、自分もフォードになれるのだ。偉大な著名人たちもきっとこの「質問力」がすぐれていたに違いない。この切り口から、彼らの半生を振り返ってみるのも楽しそうだ。