“心の畑“にまいて大切に育てたい「感情の種」⑦自信—「信念」の力が人生を切り拓く
心に響いた一節を紹介します。
自分の価値や能力に対する揺るぎない自信こそ、誰もが身につけたいと思っているものだ。初めて経験する環境や状況にあっても、変わらぬ自信を持ち続けるには、「信念の力」を借りる必要がある。
「いつか自然と自信が湧いてくる」だろうではなく、今ここで、自信があったらどんな気持ちになるかを想像してみること。自信があれば、可能性に賭けたり、勝負に出たりできる。
信念や自信をより強固にするには、とにかく練習を積むことだ。もし、「靴の紐を結ぶ自信があるか」と聞かれたら、たいていの人はあると答える。それは今までに何千回と靴の紐を結んできたからだ。(中略)
何ごとにも積極的に取り組むためには、恐怖心を取り除き、自信を持つことが第一である。
人生における悲劇とは、「恐怖心で動けなくなること」である。
抜きん出た成果を上げる人たちの成功の源は、本人たちが意識していない「信念」がもとになっている場合も多いことを忘れてはならない。「信念」に基づいて行動する力こそが人類を進化させてきたのだ。
アンソニー・ロビンズの運命を動かす アンソニー・ロビンズ
「信念の力」が自信を育てるという内容に、思わず大きくうなずいてしまった。誰しも新しい挑戦の前では不安に押しつぶされそうになるだろうが、それでも前に進めるのは「きっと何とかなるはずだ」という小さな信念が支えてくれているからだと思う。靴紐を結ぶような当たり前の自信でさえ、実は無数の経験の積み重ねでできているのだと気づき、なんだか勇気が湧いてきた。怖くて立ち止まりたくなる瞬間は誰にでもある。しかし、恐怖に負けず一歩踏み出すことでしか、未来は変わらない。失敗も悔しさも飲み込みながら、それでも信じる道を進む。そんな人間らしい強さを、積み上げていきたいと心から思わせてくれた。

