これが私の人生に“強烈なインパクト”を与えた決断

心に響いた一節を紹介します。
「人生で優先すべき感情・状態を見直す」—そう決めたこの瞬間、私は「人生の方向性を決定的に変える決断」を下そうとしていると自覚した。そして私は自分に問いかけた。
「究極の運命を築き上げ、自分の可能性を最大限に発揮するために、そして強烈な影響力を手にするために、『私が人生で大切にしたいこと』リストはどうあるべきか」
(中略)「(今のリスト)これにどのような価値を付け加えるべきか」と自問した。するとリストに欠けているものの一つに、「知性」があることに気がついた。
もちろん私自身、知性に自信がないわけではなかったが、知性的であることに、情熱的であること以上の重要性を認めてはいなかった。そして知性的であるより情熱的であることを優先していたため(中略)馬鹿な過ちをいくつか犯していた。
神経系にとっては、「知性」が優先事項にならない限り、(中略)私の本来の望みを達成することはできないことが分かってきた。(中略)
その次にそれまで考えたこともなかった問いかけをした。
「最終的な目標実現するために、私のリストから取り除くべきものは何か」
私はいつも「どうすれば自由になれるか」ということだけを考えていたが、すでに十分、自由であることに気がついた。自由のない国に暮らしていれば別だが、つまり今より自由にはなれないということが。その時の私にはそれ以上の理由は求めようがなかった。
そこで私は優先順位のリストから「自由」を外すことにした。自由をリストから外すことで自由な気分になれるとは驚きだった。
アンソニー・ロビンズの自分を磨く アンソニー・ロビンズ
自分の感情に向き合い気づきを得る。自身の成長のためにはこうした時間が必要である。「自由」のくだり「自由をリストから外すことで自由な気分になる」は秀逸だ。思い込みですでにそのような状態にあるにも関わらずさらにそれを求めていて、そのために窮屈になる。自分にもそのようなことがないか問いかけてみよう。そうすることで、大切にすることのできるものがまた一つ増えてゆくのだから。