自問自答

心に響いた一節を紹介します。
自分のしたことを、他の人人が評価する。ほめられる場合もあろうし、けなされる場合もある。(中略)
だがしかし、やっぱり大事なことは、他人の評価もさることながら、まず自分で自分を評価するということである。
自分のしたことが、本当に正しかったかどうか、その考え、そのふるまいにほんとうに誤りがなかったかどうか、素直に正しく自己評価するということである。
そのためには、素直な自問自答を、くりかえし行わねばならない。みずからに問いつつ、みづからに答える。これは決して容易ではない。容易な心がまえで、できることはないのである。しかし、そこから真の勇気がわく。真の知恵も湧いてくる。
もう一度、自問自答してみたい。もう一度、みずからに問い、みずからに答えたい。
道をひらく 松下幸之助

他人の評価に耳をかたむけつつ、自問自答する。松下翁をもってしても決して容易ではないと言わしめた、自問自答を繰り返すこと。しかし、これが普段からできていれば、勇気、知恵が自然と湧いてくるという。
できるできないという前に、機会あるごとに、振り返ろうそして、勇気と知恵を得よう。要は心がけだ。意識することだ。

 

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