困っても困らない

心に響いた一節を紹介します。
ひろい世間である。長い人生である。その世間、その人生には、困難なこと、難儀なこと、苦しいこと、つらいこと、いろいろとある。程度の差こそあれだれにでもある。自分だけではない。
そんなときに、どう考えるか、どう処置するか、それによってその人の幸不幸、飛躍か後退かがきまるといえる。困ったことだ、どうしよう、どうしようもない、そう考え出せば、心が次第にせまくなり、せっかくの出る知恵も出なくなる。(中略)
断じて行えば、鬼神でもこれを避けるという。困難を困難とせず、思いを新たに、決意をかたく歩めば、困難が帰って飛躍の土台石となるのである。要は考え方である。決意である。困っても困らないことである。(後略)
道をひらく 松下幸之助
前回も「ピンチはチャンス」の話を介したが、今回も同じく困難に直面した時の話であった。経営の神様にも困難はつきまとい、数々の苦難の連続にさいなまれたであろう。それこそ、国をも揺るがす難儀な困難もあったことは想像に難くない。しかし、気持ちの切り替えがどんな困難にも打ち勝つのだ。そして、自分を強くする。「ピンチもチャンスに置き換え考える」最近実践し始めたことだが、改めて自信をもつことができた。あとは実行あるのみだ。