コントロール不可能なことに集中しない
心に響いた一節を紹介します。
誤解しないでもらいたいのだが、できることを一生懸命にやるのは別にかまわない。しかし数年前に、私は「人生の質」を変える「あること」に気がついた。それは、自分がコントロールできないものに自分の幸福が依存してるような生き方をしている限り、苦痛は避けられないということだ。
私は苦痛を恐れながら生きていくのはイヤなので、自分のルールをつくり直すことにした。そして、「苦痛」や「快感」を覚えるのは、自分の心や肉体、感情によって適切にコントロールできる範囲内のことに限ると「ルール」を決め直した。
具体的に言えば私は以前妻とハワイ島で皆既日食を見たことがある。しかし皆既日食のまさにその瞬間は、雲が太陽をおおい、肉眼でその天体ショーを見ることはできなかった。(中略)それでも私たちが楽しむことができたのは、「たとえどんなことがあってもこの日のイベントを楽しむ」というルールを守ろうと二人で決めていたからだ。だから、日食そのものは期待はずれな結果に終わっても楽しむことができたのだ。
アンソニー・ロビンズの自分を磨く アンソニー・ロビンズ
人間は自分でコントロールできないことがある。いやむしろコントロールできないことの方が多いはずだ。その周りのアンコントロールな部分に引っ張られ、不快や残念な気持ちになることは、それこそがいかに「残念」なことか。「これはしょうがない」と「苦痛」から逃れる術を身に着けよう。