自分から“頭痛の種”をつくらない

心に響いた一節を紹介します。
ここでローリー(注:アンソニーのセミナー参加者)が「愛」以外に「人生で大切にしていること」に関する「ルール」も少し紹介しておこう。(中略)
愛 自分で愛を勝ち取ったと感じられること。みんなに私の信念をすべて受け入れ、認めてもらいたい。自分が完璧でないと、愛されていると思えない。良妻賢母でなければならない。
健康 厳しい基準に基づいて、完璧な食事をしていること。痛みが一切ないこと。誰よりも健康だと感じられ、人のお手本になること。
安全 みんなが私を好きであること。会う人すべてに「素敵な人」と思われていると実感できること。核戦争は絶対起らないと確信できること。今よりも貯金額を増やすこと。
自由 仕事、時間、給料、意見などを自分でコントロールできること。経済的な不安やストレスと無縁で、経済的に充分安定していること。
例えば健康についてのルールを見てみよう。
「厳しい基準に基づいて、完璧な食事をしていること」
彼女は菜食主義者で、加工されていない食物だけを食べていたのに、まだ完璧だとは思っていなかったのだ!それでいてもっと健康になりたいとは、あとは集中治療室に住み込むぐらいしか手がないだろう。
こんな「ルール」では身動きすら出来なくなってしまう。苦痛を感じるのは簡単だが、心地よい気分になるのが、いかに大変かに注目してほしい。
もし自分の意見が他人に受け入れられないだけで拒絶されたと感じるとしたら、多くの頭痛の種を抱えることになるだろう。自分のことをよく知らない人から批判される可能性は、ほぼ100%だ!
アンソニー・ロビンズの自分を磨く アンソニー・ロビンズ
このように、ここまで極端ではないにしろ自分で自分を縛ってしまうことはないだろうか。自分が今どのような状態なのか、自分でない自分が客観的に自分を省みれる意識をもっていたい。そのためには、多くの人と出会い、知らない土地に行き、様々な情報に触れることによりそれが養われるのではと考える。