「苦痛」を遠ざけ「快適」にアクセスするには

心に響いた一節を紹介します。
身動きの取れない苦痛に満ちた人生—これを解決するのは、非常に簡単だ。
「達成可能なルール」を組み込んだ判断システムを構築するだけで、人生がうまくいくようになる。それはつまり、簡単にいい気分になれて、イヤな気分はあまりにならず、自分が行きたい方向へと導いてくれるシステムである。もちろん苦痛を与えるようなルールもいくつか入れておくといいだろう。何事も無制限なのはよくない。やる気を起こさせるプレッシャーも必要だ。
初心者は、人生でより継続的に快感を得られるように、少なくとも「心の回路」を作り直すべきだ。常に“いい気分”でいる人は、得てして他人に優しく、人間としての可能性を最大限に発揮できるものだ。
となると、私たちが目指すべき服装はどのようなものだろう。自分の「価値観はこう」と決めたなら、「どんな証拠や根拠」があれば、満足や喜び、楽しさを感じられるか、前もって決めておく必要がある。
人生の決定権を自分以外の誰か、何かに取り出すことがないように、自分の価値観にふさわしく、十分に達成可能で、自力で管理・調整できるルールを決めておくのだ。(後略)
アンソニー・ロビンズの自分を磨く アンソニー・ロビンズ
自分以外の自分では変えられないことに目を向けず、自分で「達成可能なルール」に置き換える。できないことを嘆く前に、できたことに納得するくせを身に着ける。するとそれが満足、喜び、楽しさになり、もともと目指すべきこともつらいものではなくなってくる。気分がよければ、他人にも自分にもさらに良い循環でそれが返ってくる。