こんな「ルール」が自分のやる気に水を差す

心に響いた一節を紹介します。
あなたのルールがあなたの背中を押してくれるか、それともやる気をなくさせるかを判断するには、次の三つに照らし合わせてみればいい。
①守ることのできないルールは、やる気をなくさせる。もしあなたの基準があまりにも厳しく複雑で、人生のゲームに絶対勝てないとすれば、そのルールは絶対にあなたの背中を押してはくれない。
②自分の力でコントロールできない要素によって左右されるルールは、やる気をなくさせる。たとえば、他の人のあなたに対する反応や、自分では変えられない「環境」などの要素が入ったルールは、あなたの力になってくれないだろう。(中略)
③あなたを不快にすることが多く、快適にすることの少ないルールは、やる気をなくさせる。
ローリーのルール(注:著者セミナー受講者の示したルール「自分の信念が全て受け入れられ、認められる」)は、まさにこの三つにぴったりと符合してると言えないだろうか。
「自分の信念が全て受け入れられ、認められる」など、全く不可能である。彼女は自分にはコントロールできない外部の要因、つまり「他人の意見」によって自分の快・不快を決めようとしているのだ。
アンソニー・ロビンズの自分を磨く アンソニー・ロビンズ
この3つのルールはいずれもやる気をなくさせる。この逆は何だろう。①守ることのできるルール。自分が守れそうなルール。できれば少し背伸びすれば届くものがいい。②自分でコントロールできるルール。態度を変える。感謝の気持ちを述べる。笑顔でいるなどはできそうだ。③自分を快適にするルール。自分へのご褒美などはこれになろうか。
自らいやなルールに縛られていることに気づける能力をもつこと。これも必要だ。