脳は“経験”と“想像”の区別がつかない

心に響いた一節を紹介します。
自分が経験したこと—見聞きし、触れ、味わい、臭いを嗅いだものは、すべて脳の中の「巨大なファイル・キャビネット」に保存されている。
データは意識的、あるいは無意識に選び出される。自分自身の実体験から得たデータもあれば、人から聞いた情報もある。
そして、あなたの中にこうしたデータを保存していくうちに、少し歪められたり、削除されたり、普遍化されたりといったことが起こる。
実際、データの中には、実際には起こっていないこと、つまり「自分が想像したこと」も含まれ、すべてまとめて脳の中に保存されている。
アンソニー・ロビンズの自分を磨く アンソニー・ロビンズ
改めて人間の脳はすごい。想像したものまで入っているとは!どれだけ大きなキャビネットがあるのだろう。これだけのことをしまい込んでいる脳であるが、このキャビネットは全体の3割しか使われていないと聞いたことがある。そして、保存が進む中で情報の歪みなど変化も起こっている。これこそは人間の味わいではないか。自分もこの脳を与えられ、持っている。経験しよう!想像しよう!