経験値は、信念や所信を形づくる
心に響いた一節を紹介します。
「自分は知的な人間だ。」と思うのは、それを確信できるように特定の記憶や経験を活性化させているからだ。(中略)経験値、つまり参照データはすべて、あなたが知的だという思いを支える「テーブルの脚」のような役割を担っている。
自分は自信家だとか、弱虫だとか、思いやりがあるとか、自己中心的だとか、どんなものであれ、自分の考え、認識を裏付けるのに十分な参照データを誰もが持っている。
大切なのは、自分の人生に活用できる参照データの範囲を広げることである。自分が何者で、何ができるかという感覚が大きく広がっていくような経験値を注意深く探し出し、参照データを系統立てて、まとめて行くことだ。
アンソニー・ロビンズの自分を磨く アンソニー・ロビンズ
経験も積めばいいかというとただ漫然としているといけない。経験のつながり、広がりを意識して自身の人生への活用を図る。あの時見たこと、あの時聞いたこと、それらを有機的に能動的につなげてゆく。忘れてしまうなら、ノートなどに書き留めておこう。きっと「テーブルの脚」は太く頑丈なものになるはずだ。