どんな経験にも「価値」がある

心に響いた一節を紹介します。
私は以前から「悪い経験というものは存在しない」と思っている。それが私の最高の信念だと思っている。そのおかげで、私はどんなことでも楽しめるようになった。たとえそれが困難なことであっても、楽しいことであっても、どんな経験も何らかの価値を私にもたらしてくれる。一つの経験から、たった一つのアイデアでも、知識を得られたら、内面が豊かに広がる。
まだ高校生だった頃、私はお金をかき集めては、「自己啓発セミナー」に通っていた。友だちは、私が何度も同じセミナーに行くので驚いていた。(中略)私はいつも、反復によって得られる効果の偉大さと、自分が変われば、毎回新しい発見があるという説明をした。
それに、何度も何度も同じことを聞いていると、やがてそれが私の中に植え付けられ、条件づけされて行く。つまり、反復はスキルの生みの母なのである。
プログラムの復習をするたびに、私は新たな発見をしたり、「知っている」と思っていたことを、以前とは違った角度から見られるようになったりする。その結果、新しい参照データができ上がり、新たな解釈、新たな行動、新たな結果を実現できるというわけだ。
アンソニー・ロビンズの自分を磨く アンソニー・ロビンズ
朝散歩のついでにゴミ拾いをしています。吸い殻はそこかしこに落ちていますが、最初通った道でも、反対側から歩いてくると、最初通った時には見つからなかったものが見つかります。こうしたとき、違った角度からものを見ることの大切さをふと考えてしまいます。