「私は、いつもこうなんです」—これほど夢を壊す暗示はない

心に響いた一節を紹介します。
(前段略)自分が「学習障害」だと確信したら、それは自分に対する「予言」になってしまう。「これは今の学習戦略は効果がない」と思うのは、わけが違う。
適切な教師がいれば、戦略(この場合は勉強方法)を変えることなど、雑作もなくできる。
ところが、自分自身を変える―自分の本質を変える―ことは、ほぼ不可能だと思われている。
「私は、いつもこうなんです」という反応は、夢を殺すことだ。それには不変の問題がつきまとっている。
アンソニー・ロビンズの自分を磨く アンソニー・ロビンズ
「俺はこうだから仕方がない」と思うのをやめたとき、ふっと解き放たれた何かを感じた。まるで身体に巻き付けた鎖を説くように。腕は伸び、今にも飛び出しそうな感覚だ。
すると新しい世界の景色が、次から次へと見えてくる。自分への悪い予言はもういらない。