「限界」は自分の心の中にしかない

心に響いた一節を紹介します。
デブラという私の友人は、(中略)彼女は次のように語ってくれた
「私は子供の頃は弱虫で、運動もせず、危ないとことは一切しませんでした」
彼女は何度かセミナーに参加し、新しいこと(スキューバダイビング、火渡り、スカイダイビング等)を経験してみて「頑張れば、どんなこともできる」と理解した。
ところが(中略)自分を「スカイダイビングをする弱虫」だと思っていたのだ。
しかし、本人が知らないうちに、事態が進展していた。彼女が言うには、自分のチャレンジに対して、まわりから「あなたみたいに根性があればいいんだけど。あなたってすごく大胆ね!」と言われるので驚いたそうだ。そして、他人から何度もそんな言葉をかけられるうちに、自分に対する自己評価に疑問を感じるようになっていた。
「最後には『自分は弱虫だ』という考えに嫌気がさしてきました。弱虫だと思ってるに間は、自分で自分に限界を作ってしまうからです。私は、これ以上、そういう生き方はしたくないと思いました。」
アンソニー・ロビンズの自分を磨く アンソニー・ロビンズ
この話を読んで、鎖につながれた象の話を思い出した。長いこと鎖につながれていた象は、その鎖がなくなってもそれ以上どこかに行くことはない。十分な力があろうがなかろうが。潜在意識とはかくしてこのようなものである。自分もそんなところはないか。それが見えない限界を作ってしまう。