“弱虫な自分”から“大胆で冒険的”な自分への飛躍
心に響いた一節を紹介します。
(前段略)彼女は「友人から見た自分」と「自身が持つアイデンティティ」の不一致を解消すべく全力を尽くしていた。
そして、次にスカイダイビングをしに行った時、彼女はそれを“可能性”から“現実”への「飛躍のチャンス」だと考えた。つまり「もしかしたらこうかもしれない」自分から、「こうである」自分への飛躍だ。
「大胆で冒険的」という自己認識を、“一つの見方”から“確固たる信念”へと押し上げる時が来たのだ。
(中略)
彼女は、最初に飛行機から飛び降りた。降下しながら、彼女は喜びと高揚感で叫ばずにはいられなかった。これほど身体にエネルギーが満ちあふれ、気持ちが高まったことはなかった。
彼女が瞬時に「新しいアイデンティティ」を受け入れるために“最後の一歩”を踏み出すことができたのは、「他のメンバーの手本とならなければ」という意識があったからだ。(中略)
デブラの変身は完了した。新たに手に入れた経験値によって古いアイデンティティが崩されていき、より可能性に満ちたアイデンティティを持とうと決断した。そして、絶好の機会をとらえて、新しいアイデンティティと昔の自分を比較してみたのだ。
これが変化を起こすために必要な“最後のきっかけ”になった。現在、彼女は、本当の意味で大胆なリーダーになっている。
アンソニー・ロビンズの自分を磨く アンソニー・ロビンズ
自分で感じている弱さを克服するには一歩を踏み出すこと。このようにスカイダイビングな特別な場所でなくても、日常的に踏み出す場面はいつも訪れている。それに気づくかどうか、もしくはそれを意味づけして一歩を踏み出しているかどうか。
意識して一歩を踏み出そう。そこから新しい世界が広がる。