「無力感」に人生を乗っ取られるな
心に響いた一節を紹介します。
社会問題や国際的事件に直面すると、自分がいかに無力で、役に立たない人間かを痛感することが多い。
たとえば、暴力犯罪、膨大な財政赤字、金融機関の破綻、貧困者の増大、地球温暖化、絶滅してゆく動植物—問題は山積みだ。こうした自分の手に負えない問題を前にすると、自分に変化を起こそうという意欲も萎え、「やるだけ無駄」という無力感に襲われる。
こうした無力感ほど、人から行動力を奪うものはなく、自分の人生を変えるにせよ、他人を助けるために行動を起こすにせよ、それを阻む最大の障害になる。(中略)あなたには自分の思考、感情、行動をコントロールする力がある。(中略)「自分の運命を決めるのは自分しかいない」という確信が、目覚めたことだろう。
運命を形成する巨大な力は「決断」だ。何に注目するか、そしてどのような意味づけをし、どんな行動を取るかといった「決断」が、現在とこれからの「人生の質」を左右する。
これはコミュニティーや国家においても全く同じだ。私達の子供たち、そのまた子供の世代の「人生の質」は目の前の問題(薬物乱用、貿易不均衡、教育問題など)に私たちがどう対応するか、どんな決断を下すかで全く違ったものになる。
アンソニー・ロビンズの自分を磨く アンソニー・ロビンズ
無力感に襲われたとき、どの様に対処したらよいか。自分を信じること。そして絶え間なく起こる事象に丁寧に、きちんと向き合い「決断」をすること。
そのひとつひとつの「決断」が、自分ばかりだけでなく、子孫の世代の「人生の質」を変えることにつながるのか!ならば、決断の質を高めよう。