ただ「微笑みかける」「相手の話を聞く」ことの効用

心に響いた一節を紹介します。
あなたがヒーローになれる機会はある。まずあなたの近くにいる人たちに注意をはらい、助けの手を差し伸べ、自信を与え、その人の能力を引き出してあげることもヒーローの役割である。 たとえば、スーパーで買い物をしながら、すれ違う人たちににっこりと微笑みかけてみてはどうだろう。
見ず知らずの人に、その人の長所を褒める心のこもった言葉をかけてみよう。その瞬間、相手の気持ちに変化が起き、今度はその人が次の誰か(その人の子供でもいい)に微笑みかけ、 優しい言葉をかけるかもしれない。すると、思いやりと微笑みが次々とリレーされていく。
「ちょっとした行動」が、様々な変化を引き起こした例はいくらでもある。何も人の命を救うことだけが、「意味のある行動」ではない。優しい言葉をかけられたことで生きる気力が湧いてくることもあるし、少なくとも「人生は楽しい」と思わせることができるだろう。
たとえば、帰宅途中に老人ホームによって、入居者に「あなたが今までの人生で学んだ、一番大切なことを教えてください」とお願いしたら、きっとみんな話したいことがたくさんあるに違いない!(中略)ただ相手の話を聞いてあげるだけだが、あなたはヒーローになれるだろう。
アンソニー・ロビンズの自分を磨く アンソニー・ロビンズ
やさしさを持つことで、そこからやさしさの連鎖が生まれ、やさしさが波たってゆく。大それたことをしなくてもいい。マンションで出会う人に、微笑みかける、挨拶をする。
けがをして松葉杖をついていたとき、電車の席を譲ってくれた人がいた。ずいぶん昔のことだが、そういうことなのかなとふと思い出した。今日も笑顔でいよう。