人はそれぞれのタイミングで「学ぶべきこと」を学ぶ

心に響いた一節を紹介します。
この世の不正にばかり注目して、つらい思いをしながら生きている人に出会うことが多い。(中略)
物事の目的と理由が、人間には理解できない場合もある。それは、私たちの信念が試される時でもある。この世に生を享(う)けた者はみな、それぞれのタイミングで、それぞれの学ぶべきことを学ぶのだ。
ある経験をどうとらえるかは、見る人の感じ方次第である。以前は最悪だと思っていた経験が、実は最高の経験だったという場合もある。
経験が人を作る。人は経験によって鍛えられ、人に対して思いやりを持てるようになり、自分の最終的な運命に向かって歩みを進められる。
「学ぶための準備が整うと、どこからともなく師匠が姿を現す」ということわざがある。一方で、 あなた自身が師匠の立場にあると思っていても、もしかしたら、一生懸命に教えている相手から学ぶべきことがあるかもしれない。
アンソニー・ロビンズの自分を磨く アンソニー・ロビンズ
とある本に「アメリカではじめて地に足をつけた時、犬のふんを踏んづけた。なんて、ついてないんだと思うか、なんという偶然か。」というくだりがあったのを思い出した。印象に残るその話を多くのところですることができたのは、まさに「最悪の経験が最高の経験になった」例であろう。
今日も一日経験を積もう。その経験のレンガの一つ一つが、やがて大きなピラミッドになることを信じて。