「貢献」とは“重荷”ではなく“チャンス”である
心に響いた一節を紹介します。
本書の内容をマスターすれば、これまでできなかったことが、簡単にこなせるようになる。今まで自分のことだけに注いできたエネルギーを、あなたの家族、地域、そして世界をよりよくすることに注ぐように方向転換した自分に気づくだろう。それを実現するには、「無私の精神」で世の中のために尽くすことだ。
どこかにいるヒーローを見つけるのではなく、あなた自身がヒーローになるのだ。(中略)
合言葉は「バランス」だ。完璧を求めるのではなく、バランスの取れた人生を送ることだ。多くの人は、白黒のはっきりした考え方をする。命がけでボランティア活動にめり込むか、他人のことには無関心で即物的で成果至上主義の生き方をするか、二つに一つしかないと考えがちだ。 ここに落とし穴がある。
世の中は「与えるもの」と「受け取るもの」のバランスで成り立っている。あなたの時間と資源とエネルギーの一部を恵まれない人のために注ぎつつ、同時に自分自身のために使うことに躊躇してはいけない。罪悪感を覚えることなく、楽しんでそうすることだ。世界中の問題をあなた一人で背負い込む必要はない。何もあきらめる必要がないとわかれば、より多くの人が世の中のために貢献しようとするだろう。
「貢献」は重荷ではなくチャンスであり、喜びなのである。
アンソニー・ロビンズの自分を磨く アンソニー・ロビンズ
ここにはいくつかのポイントを発見した。一つ目は自分がヒーローになること。二つ目は白か黒かより「バランス」を求めること。三つ目は自分のために楽しんで抱え込まずにすること。
昨年から朝の散歩のときに、一緒にごみを拾う活動を始めた。できないときは休んでもいい。やりたいときにやる。これがとても気持ちいい、心地いい。貢献とはこういうものなのだとかみしめることができている。