決断とは「他の可能性を切り捨てる」こと
心に響いた一節を紹介します。
決断を下すことの絶大な効果を知りながらも、ナイキのコマーシャルのように「ジャスト ・ドゥ・イット」とにかくやってみようとする人が少ないのはなぜか。
それは、「決断する」ことの真の意味を知らない人がほとんどだからだ。長い間「決断」という言葉を拡大解釈してきたため、「できればいい」と思うというレベルまで、決断の意味が薄まってしまったのだ。
「できれば禁煙したい」などという、すでに逃げ道を用意してるような言い方は、真の意味での「決断」ではない。
英語の「decision」(決断する)」は ラテン語の「~から」を意味する「de」と切断するを意味する「caedere」 からできた言葉で、「他の可能性を切り捨てる」という意味を持つのだ。だから「決断する」とは、「目標達成することに全力を注ぎ、それ以外の可能性は全て切り捨てること」を意味する。
つまり、禁煙を固く決意した時点で、タバコを吸いたいということも許されないのだ。今までにそういう決断をした経験のある人は、私のこの説明が理解できるはずだ。
アンソニー・ロビンズの自分を磨く アンソニー・ロビンズ
「できればいい」レベルでの決断がいかに多かったか、逃げ道を考えていたつもりはないが、これは「決断」ではないのだ。決断のシーンにおいては、このような「他の可能性を切り捨てる」の気持ちを持ってするべきなのである。