“目先のこと”に右往左往しない
心に響いた一節を紹介します。
(前段略)いざ決断して行動を起こしても、短期的には効果が上がっていないように見えることがある。しかし、成功するためには、長期的な視野が必要だ。
私生活で私たちを悩ませている問題の多くは、「目先のこと」しか考えてないために起こっている。食べ過ぎ、飲み過ぎ、(中略)無理だと言って、夢をあきらめるのもそうだ。
失敗は、小さな決断をいくつも積み重ねていった結果である。間違いをたださなかった、行動を起こさなかった、最後までやり通さなかった、自分の思いや感情をコントロールしなかった、一点に集中しなかった、その結果が失敗である。
同様に、成功もまた小さな決断をいくつも重ねた結果なのだ。自分に課す基準を高める決断、社会に貢献する決断、周囲の環境に左右されず自分の意志を貫く決断。これらが積み重なって、初めて成功を手にできる。
個人であれ組織であれ、目先のことに目を奪われていては、決して成功することはできない。長期的な視野に立って結果を出すことこそ、人生の目的と言ってもいいだろう。それができなければ、経済的にも、社会的にも大変な苦境に立たされるだろうし、個人的に完全に行き詰まってしまう場合もある。
アンソニー・ロビンズの運命を動かす
長い視野をもって、この一歩がどこの山の頂へいくものか意識をしながら進んでゆく。森を見て、木ばかりをみない。こうした習慣を持つことで、目の前に起きた些細なこと(よいことも、悪いことも)に一喜一憂しない胆力が身につくのだろう。そしてこれは、すぐにでもできることだ。