「快感」をすかさずリンクさせる


心に響いた一節を紹介します。
(前段略)条件づけを効果的にするには、何よりもタイミングが大切である。
(中略)恋人や近しい人から、もっと電話してほしいと思うなら、実際にかけてきてくれたときには、喜んで対応すべきだ。「しばらく話せなくて寂しかった」「愛している、気にかけていた」「電話をかけてきてかけてくれて本当にうれしい」と言えば、相手はまた電話しようという気になる。恋人からしばらく電話がかかって来なくてもやきもきしていた時に、やっとかかってきた電話で喜びの言葉をかける代わりに、ガミガミと文句を言っていないだろうか?これでは、相手が電話をかけてこないように訓練しているのとまったく同じだ。
相手に繰り返してもらいたい行動には、「快感」をすかさずリンクさせることだ。
条件付けで一番大切なのは、期待通りの行動ができたら、その場で快感を強化することである。今ではあからさまにイライラしていたことにも、笑顔で対応できるようになったら、そのパターンを強化する。もう一度同じことができたら、さらに大きな快感と結びつけ、気分が良ければ笑ってみよう。
繰り返しになるが、どんな感情や行動のパターンでも、絶えず褒美を与え、強化し続けると、無意識の条件反射となっていく。(後略)
アンソニー・ロビンズの運命を動かす アンソニー・ロビンズ
「あ、これやってしまっていたな。無意識のうちに悪い方向へ導いてしまっていたんだ。」喜びを感じたら、素直に喜びの気持ちを届けよう。それもすかさず、間髪おかず。
「快感の強化」なんて考えたこともなかったが、自分を褒めることで気分が上がり、よい階段を上っていくことができる。すぐにでもできそうだ。「いいぞ!」「すごいぞ!」「やったぞ!」