人間関係から年収まで、人生のほとんどすべては質問によって決定づけられる。

心に響いた一節を紹介します。
例えば人間関係でつまずく人は、相手のことを疑うような質問ばかりを思いつく。
「この世にはもっとすばらしい女性がいるのではないか。彼女とつき合っていたら、運命の出会いを逃してしまうのではないか。」
そんな質問ばかりしていたのでは何も前に進まない。そうではなくて、
「彼女のようなすばらしい女性と人生を分かち合えるなんて、どうしてこんな幸運に恵まれたんだろう。僕は妻のどういうとこが好きなんだろう。二人で生きていけば、どんなに人生が豊かなものになるだろう」
と自分に問いかけてみるのだ。
落第生だったアインシュタインが偉大な思想家になり得たのも、明確かつ系統だった質問を自分に投げかけていたからだ。
初めて時間と空間の関係を解き明かそうとした時、アインシュタインは「一見、同時に起こっているように見える現象が、実はそうではないということがあり得るだろうか」と考えた。たとえば、数キロ離れたところから衝撃音が聞こえてきた場合、実際に音が発生した時刻と音を聞いた時刻は一致しない。(中略)アインシュタインはこの考え方を物理の世界にまで敷衍させ、相対性理論を打ち立てたのである。
アインシュタインが自分に投げかけた問いは、単純だが、効果的だった。同じように、簡単で効果的な質問によって、あなたも自分の才能を発揮できるはずだ。
アンソニー・ロビンズの運命を動かす アンソニー・ロビンズ
自分への問いがよいものであればあるほど、人生が豊かになる。そしてその問いに真摯に向き合い、結果に向かう努力をする。この道筋が良い結果をもたらしてくれるのだろう。そして才能を発揮できるチャンスは、いつでも、いくらでもある。なんとすばらしい!