“魔法のランプ”から「望むもの」を取り出すコツ

心に響いた一節を紹介します。
人間の脳は、魔法のランプの精のように、ほしいものは何でも与えてくれる。だから、質問のしかたは充分に気をつけなければならない。
多くの人が「幸福な、健康な、裕福な、賢明な」生き方ができないのは、質問したら答えは必ず帰ってくるとは信じていないし、能力を引き出すため問いかけを意識的にすることもないからだ。
典型的なのは、減量したいけれど「できない」という人だ。こういう人は「減量できない」のではなく、「食事方法が間違っている」だけなのだから、自分への問いかけを変えてみればいいのだ。
「腹一杯にするには何を食べたらいいか」とか「甘くて、こってりしていて、太らない食べ物はないか」と考えていては、(中略)そうではなく、「栄養価の高いものは何か」「油っこくなくて、十分なエネルギーを与えてくれる食べ物は何か」「血液さらさらか、ドロドロか」などと問いかけてみるといい。
もっといいのは、「これを食べたら、何をあきらめなければならないか。好き勝手に食べ続けていたら、どんなツケが回ってくるだろう」と自問自答することだ。
質問のしかた一つで人生は大きく変わる。その答えが精神的な高揚をもたらし、人間としての成長を後押ししてくれるような質問をしよう。
アンソニー・ロビンズの運命を動かす アンソニー・ロビンズ
ここで学んだことは、質問をしたら答えは必ず返ってくる、問いかけが能力を引き出す、できないときには問いかけを変えてみる。質問の「質」を高める、これを意識的に行うこと。最初は難しいかもしれないが、徐々にできるようになるだろう。そのときには、人生も大きく変わっているはずだ。