「人生に何を求めるのか」

心に響いた一節を紹介します。
「人生に何を求めるのか」、今ここに自分に問いかけてみよう。
愛に満ちた結婚生活を手に入れたいのか、子供たちから尊敬される人間になりたいのか。大金、丘の上の豪邸、高級車が欲しいのか、事業が順調に発展してほしいのか、世界中を旅し、まだ見ぬ国を訪れ、歴史的な名所をその目で見たいのか。(中略)
何を望むにせよ、まず「なぜ私はそれを望むのか」と、自問自答すべきだろう。
たとえば、高級車がほしいのは、達成感を味わい、人々から羨望のまなざしで見られたいからではないか。
なぜ、素晴らしい家庭を気づきたいかといえば、愛と親密感と絆と温かさがほしいからではないか。
地球を救いたいのは、世の中に貢献することで、「何かが変わる」と信じているからではないだろうか。
つまり、あなたが本当に求めているのは、あなたの感覚、感情、精神状態を変えることではないだろうか。
キスをした瞬間は、いい気持ちになる。湿気を帯びた細胞組織同士がくっつくことで、そういう気分になるのだろうか。もちろんそうではない。もしそうなら、犬にキスしただけで興奮するはずだ。
人間の感情は、脳の中で生化学的な嵐が巻き起こす一陣の風に過ぎない。そして、その嵐は、いつでも好きな時に自分で引き起こすことができる。
しかし、何もよりも大切なのは、感情に支配されるのではなく、「意識的に感情をコントロールする術」を身につけることである。
人間の情動反応の大半は、経験的に身体にしみついたものだ。そのことを意識するだけでも心のあり方を理解する第一歩になる。
アンソニー・ロビンズの自分を磨く アンソニー・ロビンズ
「人生に何を求めるのか」自分の場合は何だろう? 大金?あればうれしいが生活に困らなければいい。高級車?あればいいけどどこに置くか。世界中の旅?行きたいが年がら年中でもない。
人びとの笑顔を作りたいのではないか。「ありがとう」と言われることが無上の喜びのような気がする。私が求めているのはこの感覚、感情、精神状態を変えることなのか。確かにこの感情の嵐はいつでも好きな時に自分で引き起こせる。このコントロールができるようになれば、人生も求めるものに近づいて行ける。それにはまず意識を向けることなのだ。