不安、心配—怪物は小さいうちに始末する

こころに響いた一節を紹介します。
改善を実行するためには、自制心が不可欠だ。気が向いた時だけ実行するのでは意味がない。それは行動を伴う「たゆまぬカイゼン」でなければならない。どんなにわずかであっても毎日継続して改良を積み重ねていくことで、最終的には巨大な変化を実現できるグランドキャニオン国立公園を訪れたことがあれば私の言わんとすることはわかるだろう。(中略)
自分は毎日少しずつ改善し続けているという自覚だけが、人生で唯一の安心感の源だ。
自分の能力、人生の質を高めるためにはたゆまぬ努力をしているのだから、現状維持など気にしなくても良い。おかげで「いつも新しいことを習得し、人間的に成長している」と言う確信が持て、悔いの残らない人生を送れるのだ。
だが、「カイゼン」さえしていれば障害がなくなるわけではない。「カイゼン」の目的は「問題が危機的状況になる前に解決する」ことだ。
どんな怪物も小さいうちに始末するに限るのである。「カイゼン」を毎日実施するために、毎晩、次のように自分に問いかけよう。
今日は何を学んだか
今日は何を改良したか
今日は何を楽しんだか
毎日の人生を楽しめるように自分を改善していけば、想像を超えただから人生を経験できるはずだ。
アンソニー・ロビンスの自分を磨く アンソニー・ロビンス
「千里の道も一歩から」私の好きな言葉だ。常に少しでも前向いて歩いてゆく。歩いてゆけばもう、これまでの道程など気にすることはない。「カイゼン」をしていればこそ、小さな怪物に気づき、対処ができる。学びがあり、改良があり、そして楽しむことを意識する。たとえ、何もしていなくても「何も学ばなかった」と学ぶことができる。そこに意識をもってゆくことが大切と感じた。