心の動きを制したものが人生を制する

心に響いた一節を紹介します。
大切なのは、自分の心の動きは意識的、かつ慎重にコントロールすることである。それができないと、なす術もなく、周囲に流されていくしかない。
まず初めに身につけるべきは、環境に左右されず、しかも自分の恐怖心に負けずに、自分の心身の状態を一瞬で変えるスキルである。(中略)
二番目に必要なのは、どんな環境でも着実に心身の状態を変えるスキルである。以前は気詰まりに感じていた環境でも、心地よく感じられるようになるまで状態を調整して行けばいい。
三番目は、意識して何かをするのではなく、いつでも「いい気分」でいられる焦点の当て方、生理機能の生かし方が自然にできるようになることである。
私は、「成功とは山ほどの喜びと、ほんのちょっとの苦しみを味わいながら人生を満喫することだ」と思っている。(中略)
そして、四番目に目指すべきことは、他の人の心身の状態も一瞬で変えられるようになることである。どんな環境であっても、その人がそれまでとは違った、人生を歩めるようにしてあげることだ。
(中略)人生を生きていくうえで大切なのは、ものの感じ方を変えることだと心に刻みつけてほしい。
人間の感情は、脳の中で起こっている生化学的な嵐に過ぎず、いつでも、自分の好きな時にコントロールできる。今この瞬間に、恍惚感に浸るか、憂鬱になるか、とことん落ち込むか全ては本人次第なのだ。
アンソニー・ロビンズの自分を磨く アンソニー・ロビンズ
やはり大切なのは、ものの感じ方。コップの残りの水を「もう」と考えるか「まだ」と考えるか。「まだ」と考えられるよう心を整え、心に正直になる。この精神修養ができるようになること。目を瞑り、呼吸を整え、雑念を振り払う。自分の心とどう向き合うか。自分次第なのである。