人間を突き動かす「5つのこと」その3

心に響いた一節を紹介します。
私たちが目指すべきなのは、「正しい選択」を可能にする「判断方法」を身につけることである。そして自ら人生の舵を取り、判断方法をコントロールし、その結果、運命をも動かすことのできる簡単な方法(中略)「価値判断の基準」になっている「5つの要素」
③価値観—「快楽」と「苦痛」の力関係を理解する
判断基準の三つ目はどんな価値観を持っているかである。
(中略)生きている限り、人は誰しも快楽を求め、苦痛を避けようとする。しかし、いろいろな経験を積むうちに、何が快楽で、何が苦痛かに「個人差」が出てくる。
たとえば、「平穏無事な生活が何よりだ」という人もいれば、「そんな安全第一の人生は、面白みも自由もなくて、息苦しい」と思う人もいる。(中略)
どういう価値観を形成するかが、あなたの人生を形づくる。「快感」 (愛、楽しみ、思いやり、ワクワク感など)と「苦痛」(屈辱、欲求不満、憂うつ、怒りなど)という二つの精神状態の力関係が、あなたの人生の方向性を決めるのだ。
アンソニーロビンズの自分を磨く アンソニーロビンズ
これを聞いて腑に落ちたのは、「誰しもが快楽を求め、苦痛を避けようとする。」ことである。修験者もその厳しい荒行、苦行は、本人にとって苦痛ではなく、快楽の域なのである。つまり何が快楽かは自分で決めることができ、どのような価値観を持つか、自分に委ねられているということ。苦痛と感じたことを快楽に変えるスイッチを持ち合わせれば、快楽の領域は広がっていくのだ。