何を優先させれば「幸せ」を実感できるのか②


~前回の続き~
「大切にしたい感情」を並べ替えてみて、何かわかったことがあるのではないだろうか。もし私があなたのリストを見たら、きっと有意義なアドバイスができるだろう。
たとえば、あなたのリストのトップが「自由」で、その後に「情熱」「冒険」「力」と続いていたとする。するとあなたが下す判断と、「安全」「やすらぎ」「親密さ」「健康」を上位に置いた人が下す判断は、きっとかなり違ってくるだろう。
「自由」に価値を置いている人と、「安全」に価値を置いている人が、同じような判断をするはずがない。同じような車を選び、休暇には同じような場所に旅行し、同じような仕事に就くだろうか。それは考えられないことだ。
思い出してほしい。「価値観」こそが、あなたの人生、運命を左右するのだ。人生経験を積むうちに、私たちはある感情が、他の感情より好ましいと感じるようになる。
たとえば、「自分の思い通りになった時に、最も気分がいいと感じる」ことに気づいた人は、恐ろしい勢いでそれを実現しようとする。
誰とつき合うか、つき合う時に何をするか、どのように生きるか。何をするにも、「自分の思い通りにすること」が一番大切になる。そのため、自分がその場を取り仕切っていないと、居心地が悪いと感じるようになる。(後略)
アンソニー・ロビンズの心を磨く アンソニー・ロビンズ
アンソニー曰く、それは「人生を“矛盾だらけ”にしないための「主軸」」を見出すことであるという。
自分軸を持つ、理解する、そのうえで物事や人と接することで、「自分の思い通りになり、最も気分のよいこと」につながるのではないかと考えた。そうした時間をもち、意識をして、また一歩理想の自分に近づけたらと思う。