「自由な生き方」と「親密な関係」は両立できない!?

心に響いた一節を紹介します。
自分の価値観、どんな感情・状態をより望ましいと思うかがはっきりしたら、なぜ自分がいつも同じ方向に向かって進んでいるのかがよくわかる。そして、その優先順位のリストを見れば、なぜいつも自分は決断に苦労したり、人生で矛盾が生じがちなのかも理解できる。
たとえば「自由」を何よりも愛しているものの、二番目に「親密さ」を大切にしている人がいるとする。実は「自由」と「親密さ」は相容れないため、この人は人生で難しい課題にぶつかりやすくなる。(中略)
自分の価値観を知れば、自分の行動の理由を知り、より筋の通った生き方ができるようになる。そして、他人の価値観を知ることも、同じように重要だ。自分以外の人間—つき合っている相手や取引相手—の価値観がわかれば、その人の判断を先読みすることもできる。
幸せに生きるためには、どんな感情・状態を優先させたいのか、知っておくことが不可欠だ。
そして、あなたが本当にやるべきことは、日々、価値観のあった生き方をするために優先順位のリストをつくることだ。
さもないと言いようもなく空虚で、不幸せな精神状態に陥るだろう。
アンソニー・ロビンズの心を磨く アンソニー・ロビンズ
大切にするもののリスト例
悩みの多くは、自分自身のことの理解ができていないことからくるのだと思う。自身を知り、時には叱咤し、時には激励し、時には受容する。そのためにも何を愛しているのか、何を大切にしているのかを想い、起きている事柄と照らして、「ああ、だから自分はこう思うんだ。」とかみしめる余裕を持ちたい。それはきっと、すべてのことが巡り巡って自身の大切なことに繋がってゆくことになるのだ。