“苦い感情”こそ大切なメッセンジャー 十の感情③傷心

心に響いた一節を紹介します。
③傷心—「期待を裏切られた」という喪失感
プライベートにおいてもビジネスにおいても、人間関係を大きく左右するのは「心の痛み」である。心の傷は喪失感によって作られることが多い。(中略)
傷心が発するメッセージは、「期待を裏切られた」である。こういう気持ちになるのは、約束を反故にされた時だ(それが言葉による約束ではなく、あなたの期待していることが相手に伝わっていなかった場合も同じ)。この時、あなたは相手を他人行儀だと感じ、信頼できなくなる。この喪失感が心の傷になる。
「傷心」という感情の解決策
①現実には何も失っていないと気づくこと。「相手が自分を傷つけようとしている」という認識こそ改めるべきである。相手はきっと、自分の行動があなたの人生にそれほど大きな影響を与えているとは思ってもいない。
②気持ちを落ち着けて、状況を見直す。「本当に失われたものはあるか。結論を出すのはまだ早すぎるのではないか。私の判断は厳しすぎるのではないか。」と自分に問いかける。
③当の本人に、それとなくあなたが喪失感に悩まされていることを伝える。(中略)
コミュニケーションの取り方を変え、“本当のところ”がはっきりすれば、またたく間に心の傷は癒えるだろう。
ところが、心の傷は放置すると、どんどん深くなり、怒りに変わる。
アンソニー・ロビンズの運命を動かす アンソニー・ロビンズ

心の傷は「喪失感」によって作られるとすると、「現実には何も失っていない」と気づくのは、とても効果的な解決策だと思う。ある意味「鈍感な人」になることで、傷を負うこともない。鷹揚な気持ちを保つことも、「傷心」には効き目がある。
失ったものはないと気づき、一度立ち止まって状況を見つめ直そう。相手の行動に悪意はなかったのかもしれない。