“苦い感情”こそ大切なメッセンジャー 十の感情⑥失望

心に響いた一節を紹介します。
⑥失望—「裏切られた、チャンスを逃した」時に感じる“圧倒的な感情”
失望には迅速に対応しないと、大変なことになる。失望は、裏切られたり、チャンスを逃したりした時に感じる圧倒的な感情である。期待したほどの結果が得られず、悲しくなり、打ちのめされたように感じるのも失望である。(中略)
「失望」という感情の解決策
①現状から学ぶべきことはあるか、それは最初に目指していたことの実現に役立つかを早急に判断する。
②新しい目標を設定する。達成に向かって前進せずにはいられなくなる、自分を鼓舞するような目標がいい。
③「結論を急ぎすぎるかもしれない」という自覚を持つ。今忘れてはならないのは、神様がなかなか望みをかなえてくれないからといって、拒絶されたわけではないということだ。少し時間がかかっているだけなのだ。
人間は、まったく現実味のない期待を抱き、それが実現しないと失望することが多い。「今日、種をまけば、明日、大木になる」と期待してはいけない。
④今の状況はもう片がついたわけではないと肝に銘じ、さらなる忍耐を心がける。自分が何を望んでいるのか。徹底的に再確認し、目標達成に向けた効率的な計画を立てる。
⑤失望感に一番よく効く解毒剤は、過去はどうあれ、将来に向けて積極的に取り組む姿勢を身につけることだ。
しかし、究極の失望感は、「罪悪感」という形で表現される。
アンソニー・ロビンズの運命を動かす アンソニー・ロビンズ

失望は、誰もが経験するつらい感情だが、これは終わりではなく、新しい始まりなのだ。大切なのは、立ち止まらずに、現状から学び、新たな目標を立てること。
特に「神様がなかなか望みをかなえてくれないからといって、拒絶されたわけではない。少し時間がかかっているだけなのだ」という言葉には、心が軽くなるのを感じた。すぐに結果が出なくても焦らず、忍耐強く、着実に進んでいけばいいのだ。過去にとらわれず、将来に目を向けることこそが、失望から抜け出す最高の解毒剤。積極的に行動を起こすことで、未来は必ず拓ける。そう確信した。