「壁」にぶつかる前にヒラリとかわす法
心に響いた一節を紹介します。
(前段略)あなたも、もし何か不愉快に思っていることがあるなら、自分の感情を言い表すのに使っている表現を見直してみるべきだ。
難題に直面すると、人は「世の中の苦労を全て背負い込んだような気がする」とか「目の前に壁が立ちふさがっている」と言ったりする。
しかし、やる気をなくさせる「たとえ」を口にして感情が不安定になっている人には、気持ちが前向きになる「たとえ」を示してあげれば、感情は簡単に変えられる。たとえば、「世の中の苦労を全て背負い込んだような気がする」と言っている人には、「その背負い込んだものを下ろせば、楽になるよ」と言ってあげればいいのだ。
(中略)言葉の意味を理解しようとする間に意識の焦点が変わり、感じ方も変わるはずだ。
いつも壁にぶつかって、なかなか前に進めないという人がいれば、私なら「壁にぶつかる前に、ドリルで壁に穴を開けて通り抜ければいい」と言うだろう。壁をよじ登ってもいいし、トンネルを掘ってもいいし、ドアを開けて通り抜けたって構わないのだ。
アンソニー・ロビンズの運命を動かす アンソニー・ロビンズ
目の前の壁を「乗り越えられない障害」ではなく、「突破口を見つける挑戦」と捉え直してみる。ドリルで穴を開け、よじ登り、トンネルを掘り、ドアを開ける。方法は無限大。可能性も無限大。さあ、言葉の力を信じて、一歩踏み出すぞ!