心の中の“苦痛と快感の綱引き”を理解する

心に響いた一節を紹介します。
(前段略)いくら苦労しても、変わらない人がいるのはなぜか、というものだ。その答えは、彼らがまだ「我慢の限界」に達していないからだ。
人間関係に悩まされた挙げ句、ついに行動起こし、人生を変えることができるのはそれ以上我慢できない「苦痛の限界」に達したからなのだ。
(中略)誰でも「もうたくさんだ。もう二度とこんな思いはしたくない。絶対に変えてやる」と決心したことがあるだろう。その瞬間、今まで敵だった苦痛が自分の味方に変わる。
苦痛によって今までとは違う行動に駆り立てられ、今までとは違う結果を手に入れることができるのだ。
加えて、自分に変化を起こすことで、人生がどんなに楽しくなるかを考えられれば、行動を起こさずにはいられなくなるだろう。
「今行動すれば未来はすばらしいものになる」「これはやるべき価値のあることだ」「もうすぐ努力が報われる」—そういう思いが「人生を変える」という決断を促す原動力になる。
私たちの心の中では、苦痛と快楽がいつも綱引きをしている。行動を起こすだけの価値があるかどうかを、私たちはいつも心の中に秤にかけているのだ。
アンソニー・ロビンスの運命を動かす アンソニー・ロビンズ
素晴らしい未来、やるべき価値、報われる努力が見えることで、人は行動に駆り立てられる。ここに意識を向けてみよう。もし周りに「変われない人」がいれば、この「未来・価値・報酬」を伝えてみよう。