何が自分の“感情の引き金”となっているか

心に響いた一節を紹介します。
(前段略)すでに述べたように、「ルール」(何が苦痛となり何が快感となるかを決める信念)を自分が達成可能なレベルに設定しておかないと、「価値観」に合った生き方はできない。
私が最初に「自分で運命を動かす」という考え方をまとめ始めた頃は、「価値観」の重要性は認識していたが「ルール」というコンセプトはまだなかった。そのため、自分の進んでいる道筋が正しいか正しくないかの判断は全く恣意的なものだった。
「ルール」というものを発見した日、私は経験がもたらす「苦痛」と「快感」について理解できるようになった。ルールは感情の引き金になると分かったので、これをもっと効果的に活用するには、どうすべきか考えてみた。
前にも言ったように、多くの人は「苦痛」と縁を切りたくても切れずにいる。彼らのルールでは快感を得るのは至難の業なのに、苦痛を感じるのはいとも簡単だ。
アンソニー・ロビンスの自分を磨く アンソニー・ロビンス
「ルールは感情の引き金になる。」なるほど。以前は腹を立てていたことも、冷静な気持ちで見ることができるようになったと感じることがある。まさにルールの変更を無意識に行っていたのかもしれない。ルールの線は自分で引ける。過去には「苦痛」に感じていたことが「快感」に変えることもできる。それには様々な情報や経験による積み重ねの部分が大きいと思う。さあ知らないことを吸収しよう。苦痛を快感にするために。