“マイナス感情”を前向きに生かす六つのステップ④「この感情は処理できる」という自信を持つ
心に響いた一節を紹介します。
(前段略)「自分にも感情をうまく処理できる」という自信を持つこと。感情を処理するのに最も簡単で、時間もかからない効果的な方法は、以前に同じような感情に襲われた時のことを思い出し、その感情にうまく対応できた事実を再認識することだ。
過去に同じ経験があるなら、今度もまた大丈夫だろう
その時のことを参考にして、今、どうすれば気持ちを変えられるか、考えるのだ。その時、あなたは何をしたか。
焦点の当て方を変えてみたのか。自分への問いかけや認識を変えてみたのか。それとも何か別の行動をとったのか。
今回もきっとうまくいくという自信を持って、今何をすべきか、心を決めよう。
落ち込んでいるときなどは、「このあいだ落ち込んだ時、どうしたんだっけ」と、自問すればいい。(中略)
その時のことを思い出し、それと同じことをすれば、きっと同じような結果が得られるはずだ。
アンソニー・ロビンズの運命を動かす アンソニー・ロビンズ
感情に押しつぶされそうなときでも、過去の経験が力強い味方となることを思い出させてくれた。以前にも似たような感情に向き合い、乗り越えてきた自分がいるのだから、今度もきっとうまくいくと信じることができる。自分の過去の行動や工夫に目を向け、「どうすれば良かったか」を知っているのは他ならぬ自分自身である。感情を味方につける鍵は、成功体験の再確認と今の行動への落とし込みにある。そのためにも多くの本を読み、多くの場所に行き、多くの人に会いことはほかならぬ経験の積み重ねである。