わが事の思いで

心に響いた一節を紹介します。
ひとくちに漫才、落語といっても、上手下手さまざまである。同じネタでも名人上手がやれば、抱腹絶倒つきないおもしろみがあるけれども、下手な人がやればおもしろくもなければおかしくもなし。まして素人やれば、あくびを殺しながらの時間の浪費。材料が同じなのに、どうしてこんなに違うのか。
持ち味もあろう、適性もあろう。修練もあろうし、くふうもあろう。熱意の違い、真剣さの違い、研究心の違い、こうしたものが総合されて、天地の差を生み出しているのかもしれない。
(中略)国家の運営も会社の経営も、また商店の形も団体の運営も、全て皆同じことが言えるであろう。
人ごとではない。わが事である。わが事の思いで、今一度、政治を吟味したい。経営を吟味したい。そして個人として、また国民としてのわが身のあり方を静かにふりかえってみたい。
道をひらく 松下幸之助
同じ仕事を与えられた堤防に石を積む人、何をしているか尋ねると、「そこの石を積んでいます」「堤防が壊れないように石を積んでいます」「平和な国となるため石を積んでいます」意識の持ちようでその仕事の意味が変わる、モチベーションが変わる。指導者・経営者はそれをうまく伝えていかなければならない。コンサルティングもまた然り。

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