日本良い国

心に響いた一節を紹介します。
花が散って、若葉が萌えて、目の覚めるような緑の山野に、目の覚めるような青空がつづいている。(中略)日本の自然のよさが生き生きと脈うっている。
春があって夏があって、秋があって冬があって、日本は良い国である。自然だけではない。風土だけではない。長い歴史に育まれた数多くの精神的遺産がある。その上に、天与の優れた国民的素質。勤勉にして誠実な国民性。
日本はよい国である。こんなよい国は、世界にもあまりない。だから、この国をさらによくして、みんなが仲よく、身も心もゆたかに暮らしたい。
よいものがあってもそのよさを知らなければ、それは無きに等しい。
もう一度この国のよさを見直してみたい。そして日本人としての誇りを、お互いに持ち直してみたい。考え直してみたい。
道をひらく 松下幸之助
外国に行くことがままならない昨今、さらに国内の移動も然り。しかし、周りに目を向けてみると、こんなにもいいところがあるなど発見したことも多いだろう。外国人がうらやむ日本の良さがそこにあった。ゴミのない街、治安のよい街、美しい景色、おいしい多様な食べ物、飲み物、もう一度この国の良さをかみしめてみたい。そしてそれらを創っているのは、私たち自身であることを。

この「言葉」から

前の記事

ダムの心得
この「言葉」から

次の記事

何を信じるか