つきまとう
心に響いた一節を紹介します。
こどもが親につきまとう。うるさいほどにつきまとう。(中略)
じぶんのつくった製品、自分の売った商品、自分のやった仕事。作りっ放し、売りっ放し、やりっ放しでは心が残る。世間もまた仕事にも相すまない。おたがいに、つくることに真剣で、売ることに誠実で、そして仕事に真実熱心ならば、その製品、その商品、その仕事のゆくえをしっかり見定めたい。
見定めるだけでなく、どこまでも、いつまでも、それについてまわりたい。(中略)使い具合はどうですか、調子はどうでしょう、ご不便はございませんか、故障はありませんか。
ときに閉口されるほどであっても、仕事の成果を案ずるその真剣さ、誠意はうれしい。ありがたい。
こんな心がけで、おたがいにつくりたい。売りたい。そして懸命に仕事をしたい。
道をひらく 松下幸之助
自分の作った製品への愛着を持つ。製造業に限った話でない、我々コンサル業を営むサービス業含むどの業種にも当てはまるのではないか。それが自分の仕事の質を高め、次の仕事への布石、糧となるのだ。真剣に、誠意をもって、懸命の心がけが大切である。