学ぶ心

心に響いた一節を紹介します。
自分ひとりの頭で考え、自分ひとりの知恵で生み出したと思っていても、本当はすべてこれ他から教わったものである。
(中略)今までの数多くの学びの上に立ってこそ自分の考えなのである。自分の知恵なのである。だから、良き考え、良き知恵を生み出す人は、同時にまた必ず良き学びの人であるといえよう。
学ぶ心さえあれば、万物すべてこれわが師である。
(中略)どんなに小さいことにでも、どんなに古いことにでも、宇宙の摂理、自然の理法がひそかに脈ついているのである。そしてまた、人間の尊い知恵と体験がにじんでいるのである。
これらの全てに学びたい。どんなことからも、どんな人からも、謙虚に素直に学びたい。すべてに学ぶ心があって、初めて新しい知恵も生まれてくる。良き知恵も生まれてくる。学ぶ心が繁栄のまず第一歩なのである。
道をひらく 松下幸之助
良き知恵の源泉は、良き学びから。学びのないところに知恵は生まれない。そして、万物がすべて学びの要素であるという。何も机に座って、本ばかりを読むのが学びではない。テレビや動画を見たり、家族や友人の会話でもそこには学びの要素がある。学ぶという意識を向けて、関われればそれがすべて学びになり、自身の知恵につながる。
まずは意識を向けてみよう。きっと知らなかったことが見つかるはずだ。

この「言葉」から

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