なぜ

心に響いた一節を紹介します。
こどもの心は素直である。だからわからぬことがあればすぐに問う。"なぜ"と。(中略)
こどもの心には私心がない。とらわれがない。いいものはいいし、わるいものはわるい。だから思わぬものごとの本質をつくことがしばしばある。こどもはこうして成長する。"なぜ"と問うて、それを教えられて、その教えを素直に自分で考えて、さらに"なぜ"と問いかえして、そして日一日と成長してゆくのである。
大人もまた同じである。日に新たであるためには、いつも"なぜ"と問わねばならぬ。そしてその答えを、自分でも考え、また他にも教えを求める。素直で私心なく、熱心で一生懸命ならば、"なぜ"と問うタネは随処にある。それを見失って、きょうはきのうの如く、あすもきょうの如く、十年一日の如き形式に堕したとき、その人の進歩はとまる。社会の進歩もとまる。
繁栄は"なぜ"と問うところから生まれてくるのである。
道をひらく 松下幸之助

疑問に思ったことは、「なぜ」と問い返す。有名なトヨタの改善手法に「なぜ」を5回繰り返すとあります。「なぜ」を繰り返すのは、単に理由を知るばかりでなく、成長への足掛かりなのですね。この問いの答えに成長へのヒントがある。それを上手に見つけて、次につなげるのです。常に「なぜ」を見つけて行こう。

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